介護職の仕事内容は、勤務先が提供している介護サービスの内容によって異なります。
さらに、老人ホームなどの入居施設の場合には、介護職が入居者を24時間見守る必要があるため、早番、日勤、遅番、夜勤といった時間帯ごとに勤務を区切り、交代制で回す働き方が一般的です。
中でも9時から18時頃まで勤務する日勤は、入居者の活動時間のほとんどを支える中心的な役割を担うことになり、介護職としてのさまざまなスキルが必要となります。
一方で、自分自身のプライベートやライフスタイルを整えながら働けるのが、大きなメリットです。
介護職が日勤で行う主な業務は、口腔ケア、排泄の介助、洗濯、食事の準備と介助、入浴の準備と介助などです。
日々の業務は入居者の体調の変化や要望に合わせて臨機応変に対応していく必要があり、入居者からの相談や意見に常に耳を傾けるコミュニケーション能力や柔軟な対応力も求められます。
また、季節や気候の変化によっても業務内容は変わっていき、暑い季節のこまめな水分補給や、季節に合わせたレクリエーションの実施なども日勤の介護職の大切な仕事の一つとなります。
どの業務を行う場合にも、入居者の療養上の世話を行いながら、一人一人の能力に応じて、できるだけ自立した日常生活が営めるように支援することが重要です。
早番や遅番など他の介護職との引き継ぎや連携を密にして、入居者が安心して生活ができるよう、利用者の立場に立ったサポートを行うことが期待されています。